無痛分娩
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ママ
はじめまして♩年子の2児のママをしています。
実は私は「無痛分娩」で2人を出産しました。無痛分娩のあれこれから体験記までお伝えしていきます。
これから出産をふまえている方にぜひ参考にしていただきたいです!!

出産
妊娠が分かって、喜んでいた人も多いと思います。
ですが、個人差はありますが、すぐに「つわり」がやって来ます(_ _).。o○

私はかなりつわりが酷くて、地獄の日々だった記憶があります。。
当時は看護師(夜勤もありました)を大きな病院で勤めていたので
正直かなりのハードな勤務をしていました。

ですが、妊娠が分かってから毎日体調不良。
何度も倒れましたし、怠いし気分も晴れないし、何よりも辛かったのが吐き気でしたね。

食べられないのに吐き気だけは永遠とやって来ます。
吐いても吐いても胃液しか出ません。

職場の人たちには迷惑をかけまいと無理矢理耐えていましたが、
ついに出勤できなくなり、数ヶ月は休んでしまいました。

職場には出産経験者があまり居なく、理解を得られなかったのがさらに辛かった記憶があります。

もし近くに妊娠中の方が居たら、大げさでなくてよいので
そっとフォローしてあげられるような人が増えて欲しいですね!!

気を使われすぎも逆に辛いって方もいらっしゃいますが。。(^^;)
難しいですよね。笑

さて、そんな辛いつわりの時期を乗り越えた頃には「妊娠中期」に突入して、
一般的に「安定期」と言われる時期です、

確かに、つわりは落ち着いて、お腹はまだ出ていないですし、
無理は禁物ですが、割と落ち着いた生活ができていたと思います。

そこで妊娠で必要な物を調べたり、購入したり
お金や利用できる制度について調べたりしていました。

そして妊娠後期に入るとお腹が大きくなってきて
いよいよ感が増します!!

妊婦さんっていう体型になって、さらに実感が湧いてきますね。

それと同時に出産に対する不安が押し寄せてきます。 赤ちゃんに会えるのは楽しみですが、
初めての出産で「怖い」って思う感情はごく普通のことだと思います。

怖いと一言でまとめても様々な要因の「怖い」があると思います。
思いがけないトラブルなどが怖い場合もありますが、
とにかく「痛い」というのが怖い一番の要因になっているのではないでしょうか。

よく出産は人生で一番痛い、鼻からスイカが出るイメージ
とか言いますからね😅

そんなこともあり、痛みに弱い私は妊娠してからすぐに
「絶対無痛分娩にする!!」って強く決めていました。

最初は家族や周りにも色々なリスクもあるし、
どうなの??って言われていましたが、
私自身は無痛以外は考えていませんでしたので半ば無理矢理続行しました。

これから無痛分娩ってどうなの??危なくない??って考えている人や
無痛分娩を希望している人は読み進めてみてください♩

出産の痛みって??

無痛分娩
「出産は痛い」は常識のように言われていますが、どのくらい痛いのでしょう。
初産の方はもちろん想像がつかないと思います。

妊婦さんならなんとなくネットや本で出産の流れを調べた方も多いと思います。

●分娩第Ⅰ期(陣痛開始〜子宮の出口が全開大になる時期)
お腹の下腰にかけて痛みがありますが、 最初の痛みは軽い生理痛のような痛みお腹をくだしているときのような痛みと言う方が多いです。

分娩第Ⅰ期の終盤に差し掛かると、腰、外陰部にかけて痛みが強くなります。
よく「腰がくだかれそう」という妊婦さんが多いです。

●分娩第Ⅱ期(子宮の出口がMAXに開く)
痛みは外陰部から肛門が痛いです。
赤ちゃんが産まれる時は、外陰部から肛門の痛みが最大になり、
「強い力で引っ張られる」「焼けつくような痛み」と表現する妊婦さんが多いです。

がんの痛みはかなり強いと言うのは知られていますが、
その痛みより出産の痛みの方がきついという研究データもあるほどです。

ママ
出産を控えている方には脅かしてしまうような話になってしまいましたが、
そんな「痛み」に恐怖を感じて出産が近くなるのが怖いと感じてしまうなら、
いっそのこと無痛分娩を選択するのもよいのではないでしょうか??まずは無痛分娩ってどんなものなのか知識を深めましょう♩
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無痛分娩の鎮痛法はどんなのがあるの?

無痛分娩にはいくつか方法がありますが、一番病院でよく使われている2つの方法を解説します。
硬膜外鎮痛(こうまくがいちんつう)という方法、点滴からの鎮痛薬投与になります。
硬膜外??って感じたと思いますが、
鎮痛効果が強いことや、薬剤による胎児や母に与える影響が少ないため、硬膜外麻酔が第一選択で行われています!!

もちろん私も硬膜外麻酔で無痛分娩をやりました★
麻酔と聞くと注射を想像すると思いますが、
背中の奥に細いチューブを入れてそこに麻酔薬を入れて痛みをなくす方法です。

ママ
よくこの麻酔が怖いって方がいらっしゃるので体験談を混えてお話します♩
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硬膜外麻酔のやり方、体験談

注射
計画分娩であらかじめ予定日を決めて、処置をする場合もありますが、
陣痛が始まって子宮の出口が3~5cm開く頃までに始めることが多いです。

妊婦さんの痛みの感じ方や医師によって開始時期は様々です。

麻酔を開始すると決めたら、ベッドに横向きに寝て、エビのように背中を丸めた体制になります。
その後、細い針で局所麻酔をします。(採血の痛みより少し痛い程度と考えて大丈夫です!)
この局所麻酔のおかげて、背中に管を入れる時の痛みが無くなるのです。

麻酔が効いてきたら背中から管を入れていきますが、
このときには最初に行った麻酔が効いているので痛くありません。

実際は??

私は看護師として病院で勤務していた頃にこの麻酔方法を間近で介助していたので
患者さんから「背中の違和感がすごい」「押される感じが辛い」「思っていたより平気」 とこの3つの意見が多かったですね。

私の意見としては「押される違和感がすごい」と言う感想でした。
最初の皮膚の局所麻酔はチクッって程度で、
確かに背中なので痛いですが、我慢できる程度です。

その後の管を入れる時にグッと背中の奥の方で押される変な違和感を感じます。
これが不快でした。

痛いと言うわけではないのですが(^^;)

ですが、処置自体は10分もかからず終了します。
ですから少しの間の我慢ですね。

この管さえ入ってしまえばもう痛いことはないので安心してください♩

麻酔後の経過は??本当に痛くない?

硬膜外の管が無事に入ったら、痛み止めの薬を注入していきます。
持続的に痛み止めを入れる場合と、一定の間隔または痛みが出てきた時だけ注入する方法があります。

私の病院では一定の間隔で入れてくれました。

とにかく薬を入れると20分ほどで今までの痛みが嘘のように引きます。
麻酔の力ってすごいですね!!

下半身(腰あたりかた下)が冷たい感じ&痺れた感じが継続していました。
私の場合は薬はよく効きすぎて下半身が自分の体でないように動かなくなりました(^^;)
だらーんって感じになって、体を動かしたい時は家族や助産師さんたちに助けてもらいましたね。

その後、麻酔の量も少し減らして投与したらそこそこ動くようになりました。

他には特に大きな副作用などはありませんでした。

麻酔と投与するたびに血圧などのバイタル測定を行っていましたし、
頻回にスタッフの方が見に来てくださり安心でした。

何よりすごいのが陣痛は全く感じなかったことです!! 普通に食事をしたりテレビをみて過ごしていました。

ちなみに歩くことができないので
尿は尿道にカテーテルを入れて適宜出してくれていました。
これも麻酔のおかげて痛みは全くありませんよ。

陣痛の間隔や赤ちゃんの心音などはお腹にモニターを装着しているので
機械に波形になって出力されます。

ですから赤ちゃんの様子も安心して確認できます。

陣痛と共に子宮がどんどん開いていくのですが
普通分娩なら痛みに耐えている辛い時期ですが、
それがないのは本当に楽でした。

普通分娩だと痛みで体全体に力が入って、
産後全身の筋肉痛や疲労感がすごいそうですが、、

最後の最後まで、痛みは感じず、
先生が内診をしにちょくちょく来るのですが、いきなり
もうすぐと言われ、

数回いきんだら赤ちゃんが出てきました!!
無痛分娩でもちゃんといきむことができます。

ちなみに会陰切開(えいんせっかい)と言って、赤ちゃんが出てくる時に
陰部が裂けないように、赤ちゃんがスムーズに出て来られるように
陰部をハサミで切るのですが、その痛みももちろん感じません。

普通分娩ですと、出産の痛みでハサミで切られたことに気づかないようですが^ ^
想像したら怖いですよね笑

とにかく、赤ちゃんも元気よく産声をあげていましたし、
私も体力消耗は最小限に抑えられて無事に出産を終えました!!

麻酔をストップすると、数時間で元の状態に戻ります。
よちよち歩きで助産師さんと病室まで戻りました。

お尻に違和感はありますが、痛みはゼロです★

産後の状態

オムツ
産後は、、
まず赤ちゃんは特に普通の分娩と変わりなく元気な状態です。
新生児室でスヤスヤ寝ていました。

普通の分娩ですと、母体は体力を使い果たしてヘトヘトになって全身筋肉痛が襲ってくる
と言いますが、無痛分娩ですとそれがないのです♩

確かに体力は消耗しましたが、
長いことベッドに居たり、出産という緊張感からの疲れって感じでした。

病室に戻ってからもそこまでの疲労感は感じす、
トイレへも自力で行けました。

人によったら出血量が多くて貧血気味(だるいなど)になるかもしれませんが。。

産後は後陣痛と言って子宮が元の大きさに戻ろうとするために
縮むのですが、それが痛い方も多いです。

痛み止めも内服しますが、私の場合は我慢できる程度でした。

夜もぐっすり眠り、翌日は生まれたばかりの我が子をたくさん抱っこしました( ^ω^ )

至って経過は順調で、診察後、背中の管は抜いてもらいました!!抜く時は全く痛くないのでご安心を♩
こんなに痛みがなく出産できるなら多くの人に勧めたいって思いました。

無痛分娩のメリットは?

無痛分娩のメリットはこんなにあります!!

まず、第一出産の痛みが軽くなることですね。
硬膜外無痛分娩ですと鎮痛効果が良いので、痛みを感じない、
さらに疲労を軽減できる、また産後の回復が早い傾向にあります。

医学的視点からもメリットがたくさんあります。

母体が痛みに耐えている時は赤ちゃんに届く酸素が減る傾向にあります。
なぜなら痛みによって母体では血管を細くする物質が増えるために、赤ちゃんへの血流が減少します。

また、痛みによって母体の呼吸が浅くなり、十分な酸素が行き届かなくなります。

要するに痛みさえ取れれば赤ちゃんに普段通りの酸素を行き渡らせることができるのです★

他には妊婦さんで心臓や呼吸機能の状態が悪い方には負担を軽減するために
無痛分娩を勧めることが多いです!

他にはリラックスして出産に挑めるため、
産道が広がりやすくなり安産になる傾向があります。

とにかく痛い!!早く出てきて!!って感情で生み出すより
意識の正常なまま冷静にいきむことができます。

ママ
こんなにメリットがたくさんあるのです♩
「痛みがない、産後の体力の温存」は本当に実感して感動していました!!ちなみにアメリカやフランスなどの海外では無痛分娩での出産率の方が半数以上も居るのです。
日本は海外に比べていまだに無痛分娩が少ないです。「この痛みを経験してからこそ母親になれる」とか
「痛みを味わってこそ子供に愛情がわく」とか言われてきたからでしょうかね。。

ですが、日本も少しずつ無痛分娩の件数が増加傾にあるようです★

無痛分娩のデメリットは??

さて、こんなに良い点ばかりお伝えしましたが、
医療行為なのでデメリット(リスク)も伴います。

・足の感覚が鈍くなったり、力が入りにくくなる

これは私も経験しましたが、半ば仕方のないことだと思って気にしませんでした。

・血圧低下

背中の神経が麻酔されることで血管の緊張が取れて血圧が下がることがあります。
過度に低下してしまった場合は薬ですぐに治療できます。

・排尿感が弱くなる

私もそうでしたが、これについてはカテーテルで適宜尿を出してくれるので心配なかったです。

・体温が上がることがある

様々な要因から体温が上昇することがありますが、必要に応じて治療すれば大丈夫です。

稀に起こる重い症状

 

・麻酔薬が必要外の部位に入ってしまい、重症の場合は呼吸停止や意識消失することがある

しっかり全身の状態管理をして医療従事者が長時間その場を離れないことが大切です。
また症状が起きてしまったら、迅速に処置をする必要があります。

・血液中の麻酔の濃度が高くなり、中毒症状が出現することがある

耳鳴りや舌が痺れたり何かしらの症状が出ます。
さらに濃度が高くなると心臓の不整脈や起こったりするので迅速に薬や呼吸器での処置が必要になります。

・麻酔の針の影響で頭痛が起こる

背中の大切な部分を傷つけてしまって起こる頭痛なので、処置が必要になってきます。

・硬膜外腔や脊髄くも膜下腔に血のかたまり、膿(うみ)のたまりができることがある

早期に取り除く必要があります。

ママ
このようなリスクがあります。
これを読んで怖いと感じる方も多いと思います。
リスクをしっかり理解した上で無痛分娩を選択してください。実際にこれらの副作用で死亡したと言うニュースを何度か聞いたことがあります。
ですが、どれも医療者の管理不足が根本にあると思います。

出産は病気ではありませんが、全身状態の管理は常に必要なので
トラブルが起きた時に迅速に対応できなければなりません。

信頼できる病院を選び、出産する場所を選択してくださいね。

もし不安なことがある場合はなんでも医師や看護師などに相談するようにしてください。

無痛分娩にして良かった!

赤ちゃん
リスクも伴うことを言いましたが、私の場合はしっかり実績のある病院、
信頼できる先生を選びました
ので良い結果となりました。

安心してお産を任せられることはとても大切だと思います。

施設によっては無痛分娩を選択すると高額になってしまう場合もありますが。。。
可能であればおすすめしたいですね。

私の周りの友人たちも圧倒的に無痛の方が良かった!って言う人が多いです。

痛みを体験しないと我が子を愛せないとか
謎の言い伝えみたいなのがありますが、そんなことありません(^^;)

普通に我が子のことを可愛いと思えますし、出産したと言う達成感は変わりありません!!

出産の恐怖に怯えているのであれば
痛みを取ってリラックスして挑めたら良いのではないでしょうか♩

どの出産方法にせよ、母子共に元気でいられたら良いと思います。
無事に生まれること、そして満足のいくお産ができることを願っています(^O^)!!


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